10月10日は、野音へくらむぼんを観に行ってきました。
先行も一般も全然取れなくて、取れないなら取れないで縁がなかったんだと思える性格なんだけど、結果的に譲っていただけてこうして観れて。一昨日の夜まで「観れない人」だった自分が、今「観れた人」になってることが今でも信じられない。
今回はくらむぼんは勿論だけどお客さんがとても良かった。野次も、歓声も、視界のあちらこちらでくねくね揺れてる体たちも、全部ひっくるめてのくらむぼんだよなぁと思う。ララバイサラバイで恋人を思い出して泣いたり。folkloreの合唱の中でステージに帰っていく三人を見つめて祈ったり。最初から最後までぐっと集中して一緒になっていたから、一晩明けた今でもなんだかほわほわ浮いたようになっている。足が地についていない。

チケットを譲ってくださった方が、初めてお会いするのにすんなり馴染んでしまう不思議な方で、帰りの電車をご一緒する間の、なんだか安心してしまう笑顔を見て、これだ、とハッとした。綺麗な服を買ったり、化粧品を取り揃えたり、マメに幹事を買って出たり。目的をいつの間にか忘れてたけど、私はこれが欲しくてやってたんだ。自分の人生がこれからもまだまだ続いて、今までにないいろんなことがあるんだと妙に実感した夜。