新木場にカリ ガリを観に行ってきました。
その前に観たのはきっと8年前とかで、まだリキッドルームが新宿にあって、会場まで長い長い階段を上がらなければいけなかった頃。みんなで曲に合せてジャンプすると、ライヴハウス自体が地震みたいにゆらゆら揺れてた頃。

思っていたよりずっとずっと演奏も歌もうまくてびっくりして、それと同時に、思っていたよりずっとメンバーはカリ ガリをやりたくないみたいだった。
一生懸命試行錯誤しても売れないバンドがある一方で、カリ ガリみたいに本人たちのやる気とファンの熱気がズレてるバンドもあって。わたしは昔の実験室とは全然べつものの今のカリ ガリが好きで、もうガチャガチャまわしたくも君を吐きたくもないけど今のカリ ガリの曲が好きで、でもやる気ないならもうやってくれなくていいやぁ、と思いながら帰った。カリ ガリの曲で一番好きなのはパイロットフィッシュか破れた電報。

ライヴが始まる少し前に、病院にいる母から祖母が他界したとの知らせ。祖母は祖父を追うように亡くなったから、私はまだ喪服をクリーニングに出せていない。父が病気になってから、好きな人が同じ世界にいないことよりも、好きな人が苦しみ、死を恐がっているのを見ている方が、私にはずっとつらいように感じていて。だから祖母がいないことは、少しの救いでもあるんだ、と言い聞かせるように思っていたけど、なんとなしにナイトクルージングを聴いてしまったら全部溢れて流れ出た。音楽の力があまりに強くて少し途方に暮れた。

アニマル柄とか、ファーとか、十代の頃にお姉さんたちの間で流行ってるのを見て、どうにも「成金みたいだ」としか思えなかったのに、なぜか今年巷で見るファーはとっても可愛く見えます。可愛くっていうか、普通の綿だの麻だののお洋服に対する気持ちとは一線を画し、どうにもこうにもムラムラします。
ムラムラ眺めて、悩んだ末にこれ買ってしまいました。

とってもおばちゃんテイスト。ふっわふわのもっこもこ。クローゼットの中にペットを飼っているかのような気分です。このムラムラは結局なんなんだろうか。征服欲?狩りの記憶?

日記を継続的に、でもドライに、書いてみたいなあと憧れつつも、やっぱり全然続きません。よくよく見てみたら初めてここで書いてから二年も経っていてびっくり。
今は夏休みで、テストが終わったその日から、全く開放されるどころか、寧ろがんじがらめに束縛されている。毎日毎日、真っ白な一日を、さあどう過ごすのか、どう自分の糧にするのか、と迫られている。先日送られてきたテストの成績が思いがけず今までで一番良かったのに、それすら効かずに自分の課した重荷に押しつぶされてどよーんとしている自分は、もう本当に平和ボケもいいところだと思う。そんなに落ち込みたいならずっと落ち込んでいなさい。

そんな中、松本英子さんの「荒呼吸2」を読んで少し救われました。自分を棚にあげるようですが、見ていて「地に足のついた」ような方が私の周りにも何人かいらして、そういう方と少しでも触れられるとぐぐんと元気が出ます。松本さんは私はただ一方的に作品を読んでいるだけですが、それだけでも救われてしまうって、本当にすごい力だなあと思います。

この間、この人の価値観全部を私は信頼できるという人に、「きみは間違っていないよ」と言われて、その瞬間、ぽーんと楽になって。でもいつか私もそっち側に行きたいなあと思うから、やっぱり私は自己否定を繰り返しています。

相対性りろんが発売日アルバムチャート四位というのはなにかおかしくないですか
えぐざいる、いきものがかり、みすちる、そうたいせいりろんって四段オチのよう。
「夏の黄金比」のギャグみたいなコーラスを聴いて、この人たちは素人くささが偶然センスよく見えている人たちなのかなあと失礼なことを思っていたのですが、ついさっき「地獄先生」のPVを観て感動してしまった。すごくいい!すごくえろい!灰皿開けてシケモクで火をつけるとこなんかたまらないと思います。この映像はこれから先、大事に大事にします。

ずいぶん前に、id:ezhikさんにいただいた涙バトンをやってみます。
わたしはあまり日記にのめりこまないように、わざと忘れるように心がけながら日々を過ごしているのですが(それはすぐにウェブ日記を心のよりどころにしてしまって日々のスタンスに甘えが生じるから。今は懐かしめもらいず時代にそうなったのです。)、そのせいでしょーもないことになってるこの日記にバトンがくるなんて、しかもそれが憧れのezhikさんからだなんて、奇跡みたいだと思いました。ありがとうございます。遅くなってごめんなさい。

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中学生棺桶の新譜を買ってきた。あとゆらゆらのベスト。
新宿タワレコったら全品15%オフをやってらして、ゆらゆらベストには先に10%オフのシールが貼ってあって、しかもダブルポイント。ゆらゆらは人に貸して、でもいつの間にかその人との関わりが無くなってしまって、催促するのも面倒だったので今回を狙い済ませて再購入。5000円ほどのお会計が4000円にまで減りました。
中学生棺桶の、ひずんだギター&ベースと、ボーカルのおじさんの色気ある声と、夢も希望もない歌詞が、すてき。


一回飽きて、また書きました。また飽きるのかも。
私は、この先どんな形であれ、社会的弱者の方々と関わって生きていきたいです。と、この間思いました。ぼんやり進んできた自分の道が、今目指しているものとかろうじて同じ方向で、とても安心しています。周りが心配するほど、わたし駄目じゃないやい。

おおこしこうたろうの「マルサイ」という漫画、書店で見かけて恐いに決まってると、思いながら、忘れられず、何日も何日も悩み、みくしのレビューもあまぞんのレビュ−も熟読し、ついに今日、買ってしまった。1500円。
まくどなるどに入って、おっかなびっくり読んでみたら、最初の方3ぺーじ程読んであまりの恐さに本を閉じ、反芻と後悔で頭がいっぱいに。こんな恐いの、おうちに置いておきたくないよーおーおーおー。
おおこしこうたろうは、初めてじゃなかったんです。「フィギッシュ」も買って、読んで、こわくてこわくて家の本棚の裏の裏に隠してあるの。なのに今回も買ってしまった!ばか!ラッシュの袋に入れて持って帰ってきたので、表紙を見たくなくてラッシュも開けられないー。
でもこの、恐いけれど見てみたいっていうウズウズした気持ちを満たすのはわりと好き。
まるおすえひろまでがグレーゾーンだな。私の中で。かごしんたろうはばっちり安全圏。


ひとさまの日記、特に食べているもの買っているものの日記が好きで好きで、いしいしんじしかり、富士日記しかり、日記で文庫だと躊躇なく買ってしまいます。だからはてなも楽しいです。